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古賀 淳*; 高田 秀佐*; 遠藤 駿典; 藤岡 宏之*; 広田 克也*; 石崎 貢平*; 木村 敦; 北口 雅暁*; 新實 裕大*; 奥平 琢也*; et al.
Physical Review C, 105(5), p.054615_1 - 054615_5, 2022/05
被引用回数:3 パーセンタイル:66.85(Physics, Nuclear)J-PACR MLFのパルス中性子源及びBL04 ANNRIに設置されたゲルマニウム検出器を用いて、Sn(n,)反応により生じるガンマ線の中性子エネルギー依存する角度分布を測定した。Snの複合核状態からSnの基底状態への遷移で発生する9327keVのガンマ線に関して、角度によって1.33eVの波共鳴の形状が変わることが明らかに確認できた。この共鳴の低エネルギー側の積分値と高エネルギー側の積分値をそれぞれで表したとき、非対称性はcosという角度依存をし、それぞれのパラメータ値が、であることがわかった。
伊賀 公紀*; 高田 弘; 池田 裕二郎
JAERI-Tech 99-023, 32 Pages, 1999/03
核子・中間子輸送コードNMTC/JAERIにLindhard-Robinsonモデルに基づくはじき出し損傷断面積計算機能を追加した。はじき出し損傷断面積を正確に評価するため、核子-原子核断面積の950MeV以上への拡張、弾性散乱角度分布の修正を同時に行った。機能拡張したNMTC/JAERIコードを用いてCr,Fe,Ni及びSUS316のはじき出し損傷断面積を計算した結果、弾性散乱によるはじき出し損傷断面積の計算値が20MeVでJENDL PKAファイルの値と滑らかに接続することが確認できた。これらの値を用いて、1.5GeV、5MW陽子入射の核破砕水銀ターゲットのビーム入射窓及びターゲット容器におけるDPAを評価した。本研究で得られたDPA値とは、他の機関の核破砕中性子源設計における結果とおおむね同じ値であることがわかった。
今野 力; 前川 藤夫; 和田 政行*; 小迫 和明*
Fusion Technology, 34(3), p.1013 - 1017, 1998/11
原研FNSで実施した鉄ベンチマーク実験の解析をJENDL Fusion File,FENDL/E-1.1,EFF-3.0ライブラリーを用いてDORTコードで行い、10MeV以上の中性子束の体系深部での大きな過小評価の原因を検討した。その結果、FENDL/E-1.1,JENDL Fusion Fileの鉄のデータのうち15MeV付近の弾性散乱の角度分布を最も前方の強いEFF-3.0のFeのデータと置き換えたライブラリーを用いると、10MeV以上の中性子束の体系深部での過小評価が大幅に改善されることがわかった。また、FENDL/E-1.1の鉄のデータと比べ、15MeV付近でJENDL Fusion fileの(n,2n),(n,np)反応断面積はそれぞれ9%、28%過大、EFF-3.0の非弾性散乱断面積では5%過小で、これらも10MeV以上の中性子束の体系深部での過小評価の要因であることを明らかにした。
大場 弘則; 雨川 和博; 柴田 猛順
JAERI-Tech 97-020, 30 Pages, 1997/03
原子法レーザー同位体分離では、電子ビーム加熱により分離対象金属の蒸気流を生成させる。このため、蒸気流利用効率を向上させる技術開発のための基礎データとして、蒸発角度分布特性を知ることが極めて重要である。ここでは、電子銃蒸発源により生成した蒸気流の角度分布を、アルミニウム、銅、ガドリニウム、セリウムについて秤量法で測定した。また多孔質体から生成させた蒸気流についても分布を測定した。測定分布はcos(nは分布指数,は法線からの角度)で表すことができ、nは1から3または4に蒸発量増加に伴い変化した。多くの試料についてnは蒸着速度の0.25乗に比例することを確認した。多孔質体からの蒸発で極端に高い密度では余弦則では表現できないことがわかった。蒸発のクヌーセン数Kを用いると、各試料の指数nは共通の定数を用いてn=Kで表せた。
柴田 恵一; 千葉 敏; 深堀 智生; 長谷川 明; 岩本 修; 石川 真*; 神田 幸則*; 河野 俊彦*; 松延 広幸*; 村田 徹*; et al.
Proc. of Int. Conf. on Nucl. Data for Science and Technol., p.904 - 906, 1997/00
高速炉の炉心核特性予測精度の評価のために、JENDL-3.2ベースの共分散ファイルを作成した。実験値を基に評価値が決められている場合は、最小自乗法を用い実験値より共分散を算出した。最も重要なU及びPuの核分裂断面積の共分散は絶対測定及び相対測定を考慮した同時評価より求めた。理論計算に基づく評価値の共分散は、計算コードに入力するパラメータの不確かさより誤差伝播則を用いて計算した。この方法により実験値が乏しい反応断面積及び中性子角度分布の誤差を求めることができた。
来島 利幸*; 小寺 正敏*; 菅 博*; 中瀬 吉昭
IEICE Trans. Electron., E78-C(5), p.557 - 563, 1995/05
単一散乱モデルを使用したモンテカルロ計算を行い、300keV電子加速器のTi窓、その下の空気層及び三酢酸セルロース(CTA)内の電子の振る舞いを求めた。Ti窓、空気層を通過してCTA表面に入射した300keV電子のエネルギースペクトル、角度分布及び各種基枚上に置いたCTA中の深度線量分布等を求めた。これらの計算結果のいくつかは実測値と比較し、両者が良く一致することを示した。
塚田 和明; 篠原 伸夫; 永目 諭一郎; 市川 進一; 間柄 正明; 星 三千男; 末木 啓介*; 谷川 勝至*; 西中 一朗*; 小林 貴之*; et al.
Journal of Alloys and Compounds, 213-214, p.414 - 416, 1994/00
被引用回数:1 パーセンタイル:25.3(Chemistry, Physical)低エネルギー陽子誘起核分裂において、非対称核分裂で生成する希土類元素に注目して研究を行った。Th及びPu+pの実験系において核分裂片の質量分布とそれらの入射エネルギー依存性及び各核分裂片の角度分布を測定した。特に希土類元素は迅速自動イオン交換分離装置を利用して化学分離を行うことで、収率の小さな1:2という非対称核分裂で生成する領域まで詳細なデータを得ることができた。その結果、分裂片の角度分布には希土類元素領域において変化はみられなかった。また、入射エネルギー依存性についてはPu系では変化がなかったが、Th系では質量数150以上と質量数140~150でその傾向に違いが表われた。これらの結果より、分裂核生成におけるマルチチャンスの影響などを考慮して、希土類元素領域におけるマルチモード核分裂の存在について議論する。
永目 諭一郎; 池添 博; 大槻 勤*; 横山 明彦*; 初川 雄一; 馬場 澄子*; 畑 健太郎; 関根 俊明; 井出野 一実
Physics Letters B, 249(1), p.13 - 17, 1990/10
被引用回数:3 パーセンタイル:26.7(Astronomy & Astrophysics)中重核領域における重イオン核反応系、Cl+Zn及びO+Y反応で生成する対称質量分割生成物の質量、角度、運動エネルギー分布を、飛行時間法を用いて測定した。観測された対称質量分割生成物の特徴は、質量数の大きい領域で得られている核分裂生成物のそれとよく一致しており、中重核領域での核分裂の可能性を示す結果が得られた。また、質量及び運動エネルギー分布に、液滴模型では解釈できないような、巾広の現象が観測された。これは反応に関与する高い角運動量に伴う動的効果の影響を示唆している。
柴田 恵一
Journal of Nuclear Science and Technology, 27(1), p.81 - 88, 1990/01
He及びHeの中性子核データを10eVから20MeVのエネルギー範囲で評価した。評価した量は、Heの全断面積、弾性散乱断面積及びHeの全断面積、弾性散乱断面積、(n,p)、(n,d)反応断面積そして両同位元素の弾性散乱角度分布である。評価の際、Heの全断面積及び弾性散乱断面積は全エネルギー領域にわたって、R行列理論により解析された。Heに関しては、1MeV以下の全断面積、弾性散乱断面積、(n,p)反応断面積をR行列理論計算で評価し、一方1MeV以上の断面積は実験値に基づいて評価した。上記評価済みデータはENDF-5フォーマットで編集し、JENDL-3に収納した。
永目 諭一郎; 池添 博; 馬場 澄子*; 畑 健太郎; 関根 俊明; 市川 進一; 間柄 正明*; 井出野 一実; 横山 明彦*; 初川 雄一; et al.
Nuclear Physics A, 510, p.518 - 532, 1990/00
被引用回数:10 パーセンタイル:56.68(Physics, Nuclear)Cl + Zn重イオン核反応で生成される重粒子(原子番号Z:5≦Z≦29)の運動エネルギー分布、角度分布、及び電荷分布を測定した。角度後方で測定されたこれら重粒子の特徴は、複合法からの蒸発生成物のそれとよく一致していた。また、電荷分布は統計モデルの計算でよく再現されこれら重粒子が複合核からの質量分割で生成していることを確認した。一方、対称分割生成物の電荷分布の巾は、反応に関与する角運動量に強く依存することがわかった。
松田 光司; 高垣 虎雄; 中瀬 吉昭; 中井 洋太
JAERI-M 84-057, 72 Pages, 1984/03
高線量率加速器棟の遮断計算を簡単なモデル実験にもとづいて行った。加速器棟完成後、加速器棟内外の放射線量率の測定を行い、計算値との比較を行った。また制動輻射X線に対する遮断設計あるいはX線照射の際の基礎データを得ることを目的として高線量率加速器の0.6Mev電子線をFe(SUS304)に照射した場合に発生する制動輻射X線の角度分析を測定した。この際、制動輻射X線コンクリート床上の後方散乱の影響を最小にする条件を得るためアルベド値も測定した。ターゲットの下1mまでについて、ターゲットを中心として2m四方の線量率分布をシリコン固体線量計を用いて測定し、三次元線量率分布図をデータ集としてまとめた。また照射室内全体に関しては熱蛍光線量計(TLD)を1m間隔に設置して測定し、床から2m高さまでの等線量率分布を得た。迷路内の放射線量率の測定も行い、減衰の様子を調べた。
五十嵐 信一; 中川 正幸
JAERI-M 8342, 34 Pages, 1979/07
Cmの中性子核データを熱中性子エネルギー領域から20MeVの範囲で評価した。評価した量は、全断面積、弾性・非弾性散乱断面積、核分裂断面積、中性子捕獲断面積、(n,2n)、(n,3n)断面積、共鳴パラメータ、V、、および放出中性子の角度分析である。275eV以下は共鳴領域とし、共鳴パラメータを与えた。275eV以上では光学模型と統計模型を使った計算を行なった。使用した光学模型ポテンシャルはAmの全断面積を再現するように、本研究の中で求めたものである。核分裂断面図はCmの評価値と近傍核の核分裂断面積の系統性を利用して求めた。評価結果はENDF/Bフォーマットでファイル化した。
塚田 甲子男; 小沢 国夫; 丸山 倫夫
原子力工業, 19(11), p.52 - 55, 1973/11
最近の新しい実験手法であるチャンネリング効果の平易な解説を行い、本手法を用いてJAERIで行れた固体物理の照射損傷研究への応用例と核物理の短寿命核反応の測定の2つのケース・スターデイを述べた。i)チャンネリング効果を用いたパイロ黒鉛の照射損傷の研究 ii)ブロッキング効果による核反応時間の測定。
梅澤 弘一
化学, 19(7), p.681 - 685, 1964/00
1930年代の終わりに核分裂の現象が発見されてから、その応用面の非常に急速な発展に比べれば、核分裂過程そのものの基礎的な研究は遅々としたものであったが、最近ようやく盛んになってきた。ここでは主に放射化学的方法による最近の研究について述べることにする。
中野 元善*; 乙部 智仁; 板倉 隆二
no journal, ,
紫外レーザー場中Kr原子の多光子イオン化について光電子運動量画像計測を行った。レーザー強度が38TW/cmまで増加したとき、光電子角度分布に着目すると、P準位への5光子イオン化に帰属されるエネルギーの光電子は、偏光方向に対し垂直方向放出する成分が増強され、特異的な角度分布を示すことが明らかとなった。
深堀 信一*; 中野 元善*; 山内 薫*; 板倉 隆二
no journal, ,
強レーザー場中におけるメタノールの解離性イオン化過程を、光電子・光イオン運動量同時計測法を用いて調べた。光電子エネルギースペクトルおよび光電子と解離イオンのエネルギー相関に加え、光電子角度分布を生成イオンチャンネル毎に測定した。実験室座標系および分子座標系光電子角度分布には、光電子放出直後の解離前の親イオンの電子状態の違いが反映されることが示された。
静間 俊行; Omer, M.; 羽島 良一; 小泉 光生
no journal, ,
Al-27は核物質の非破壊分析において、散乱強度を求める際の基準として用いるため、励起準位の共鳴幅やスピン・パリティなどの詳細な情報が必要である。そこで、直線偏光をしたレーザーコンプトン線ビームを用いて、Al-27原子核の核共鳴蛍光散乱実験を行った。実験は米国デューク大学で行った。中心エネルギー3.0MeV、半値幅約4%の線ビームを、Al-27ターゲットに照射し、散乱ターゲットからの共鳴散乱線を高純度ゲルマニウム検出器を用いて測定し、入射線の偏光面に対する散乱線の角度分布を測定した。その結果、励起エネルギー3.004MeV準位の共鳴幅が7meV、スピン・パリティが9/2であることがわかった。なお、本研究開発は「核セキュリティ強化等推進事業費補助金」事業の一部である。
静間 俊行; Omer, M.; 羽島 良一; 小泉 光生; 宇都野 穣
no journal, ,
Al-27は核物質の非破壊分析において、散乱強度を求める際の基準として用いるため、励起準位の共鳴幅やスピン・パリティなどの詳細な情報が必要である。そこで、米国デューク大学において、レーザーコンプトンガンマ線ビームを用いて、Al-27原子核の核共鳴蛍光散乱実験を行った。中心エネルギー3.0MeV、半値幅約4%のレーザーコンプトンガンマ線ビームを、Al-27ターゲットに照射し、散乱ターゲットからの共鳴散乱ガンマ線を6台の高純度ゲルマニウム検出器を用いて測定し、入射ガンマ線の偏光面に対する散乱ガンマ線の角度分布を測定した。その結果、励起エネルギー3.004MeV準位の共鳴幅が7meV、スピン・パリティが9/2+であることがわかった。また、殻模型を用いた理論解析を行い、3.004MeV準位の核構造について調べた。なお、本研究開発は「核セキュリティ強化等推進事業費補助金」事業の一部である。
田中 翔也; 西尾 勝久; 廣瀬 健太郎; 有友 嘉浩*
no journal, ,
重イオン多核子移行反応は中性子過剰核を生成することが可能な実験手法として注目されている。しかし、反応過程が複雑なため未だ詳細な理解を得られていない。本研究では、多核子移行反応において生成される複合核へ持ち込まれる角運動量の不確実性を取り除くことを目的とし、多核子移行反応を用いた核分裂測定実験によって得られた核分裂片角度分布の解析を行い、その異方性を評価することで複合核の角運動量を調べた。
辻村 憲雄; 内田 真弘; 星 勝也; 高田 千恵
no journal, ,
3.7MBq Cf線源を安全に取り扱うための基礎資料とすることを目的に、線源から放出される中性子と光子の角度分布を測定した。